あなたを育てるbring up

みんなであなたを育てます

当院では、あなたを大切に育てるために、プリセプターが「新人のための到達チェック目標」を用いて新人の到達度をチェックしていき、これを周囲スタッフと主任・看護長がみるという試みをしています。

以前、プリセプターだけに新人教育を任せた時期があります。すると、プリセプターは負担が大きく疲れてしまい、プリセプティも、相談相手が限られて負担感が大きくなってしまいました。だから、今はプリセプターもプリセプティも共に、スタッフ全員で見守る体制にしています。


まずはじっくり患者さまと向き合う時間を作ってほしい

臨床指導者 看護師 梶川寛

実習生のおかげで看護の本質を忘れずにいられる
私は最近臨床指導者を始めました。当院には、看護学生・大学院生・CNS研修生など、いろいろな背景を持った人が実習に訪れます。看護以外でも、ケースワーカーや作業療法士など、いろいろな職種の実習に来られます。そのため、絶えず私たちは刺激を受けることができています。

私は看護学生の実習指導をしているのですが、いつも学生さんがかかわる患者さまは、意欲が向上します。学生さんは、1人の患者さまに寄り添いながら密接なかかわりをしてくれますが、そんなかかわりによって元気になる患者さまを見るたびに、精神看護の本質を改めて知らされます。


精神看護は、何かを与えるものではないと思う
精神看護は、患者さまに何かを与えるのではなく、そばにいて寄り添い、持っている力を引き出していくことです。それには高度なコミュニケーション技術も必要ですが、それよりも大切なのが患者さまのことを本気で考え、そばにいてじっくり話を聴くことだと思います。
学生さんを見ていると、本当に一生懸命患者さまのことを考えて、一生懸命話を聴いています。そんな学生さんの姿を見るたびに私を原点に戻してくれるような気がするのです。

相手と向き合うことからはじめてほしい
精神看護の魅力は、患者対看護師が寄り添いながら問題に向き合って、一緒に解決を目指すところでしょうか・・・。最近、寄り添うというのは、とてもシンプルなのですが、とても奥深く、難しい技術だと最近思うようになりました。

新人の看護師さんには、まずはじっくり患者さまと向き合う時間をつくっていきたいと思います。そんな実際のふれあいの中から、自分のかかわりで患者さまの心が動くことを体感し、精神看護の魅力を肌で感じて欲しいと思っています。また、若い新人看護師さんの活躍を見ることで、私たちもまた看護の本質を再確認させてもらおうと思っています!

私たちはこんな風に育っています

「3年で一人前」への道のり  ~ナースの体験談~

1年目、就職したばかりのころは実家に帰りたくて仕方がありませんでした。プリセプタだけでなく、職場全員のみなさんがそんな私を支えくださり、何とか目の前のことをこなすという日々でした。
1年目の12月ごろでしょうか、仕事が終わると身体が疲れるという感覚になったのです。そのときに「ああ、私はこれまで身体が疲れるほど病棟で動けてなかったんだ」と気付き、9ヶ月たって、やっと病棟で動けるようになったと実感しました。そして、気づけば「実家に帰りたい」という気持ちは消えて、患者さまとかかわることが楽しくなっていました。
1年目では他部署研修を受けましたが、他の病棟の機能や、他部門で働く看護師の役割を知ることで、視野が広がりました。この研修のおかげで、今行っている看護の先を考えるようになったし、どのように連携をしていけばよいかを考えることが出来るようになりました。

2年目になると、自分の看護の振り返りとして定期的に事例検討があります。私は重症のウツの患者さまを受け持っていたので、CNSに支援を受けながら同じ事例で継続的に自分の行っている看護を振り返りました。CNSと一緒に事例を検討していくことで、精神症状のアセスメントや適切な援助を考える勉強にもなったし、自分の看護の意味づけをすることが出来、仕事にやりがいを感じるようになってきました。

3年目では、プリセプターになりました。新人の看護師にかかわっている自分を客観的に見ると、ずいぶん余裕が出てきたと気付きます。
3年を振り返ると、時には辛いことや悲しい体験をした事も多々ありました。悩んだり落ち込んだりした事もありましたが、そんな時、いつもそばに先輩看護師がいて、私を支えてくれました。「私の看護はこれで良いのだろうか?」と不安になったときは、いつもCNSが適切なアドバイスをくれました。
今は看護がとても楽しいです。そう思えるのは、辛いとき「辛い」といえる先輩や、不安なとき相談できるCNSがいてくれるからだと思っています。


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